表題作はものすごくオーソドックスな怪談でした。 ホラーはなんだかんだいって典型的な怪談が一番怖かったりするんですが、本作は私の琴線に触れるにはもう一歩足りない感じ。 最後の、正体がばれるシーンがもっと不気味な描写になって […]
月: 2016年8月
『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル/多田幸蔵 訳
ちくま文庫の柳瀬尚紀訳と同じく、中高生以上の読者を想定した訳になっています。 巻末に『※読後感をまとめよう』といった国語の問題みたいなものが付いているのがご愛嬌。 この本のアリスの性格はかなりツンツン。なかなか特徴的です […]
『見えない都市』 イタロ・カルヴィーノ
巡察使マルコ・ポーロが皇帝フビライ・ハンに自分の見てきた不思議な都市について語る、という形式の小説。ラノベファンの人には『キノの旅』を想像してもらうと分かりやすいかと。 さすがSFファンタジー『レ・コスミコミケ』を書いた […]