2015年のGW・4月29日~5月5日の期間でアメリカのワシントンD.C.に旅行した時の記録です。
最大の目的はスミソニアン博物館を見ること。博物館好きなので・・・。
今回の旅では全日空・ユナイテッド航空の共同便を利用。
約12時間の飛行。成田16:00出発―ダレス空港15:50到着と、出発時と到着時がほぼ同じになるので、なんだか半日分得したような気分になります。(帰りは半日分損するんですが)
ホテルはワシントン記念塔、スミソニアン博物館群のあるナショナル・モール地区から歩いて10分くらいの場所にとりました。
今までの経験から、博物館をがっつり見ようと思ったら、徒歩圏内で行ける場所にホテルをとるのが良いと判断したので。
1日目に見たワシントン記念塔。
天気が良くなかったせいで、なんだかRPGのラストダンジョンみたいな雰囲気でした。
鉄骨で造られる近代的なタワーと違って、石造りで169mという驚異的な高さがあるので、ファンタジーっぽい建築物の印象を強く受けるんですよね。ドラクエの塔とか、こんな感じなんだろうなあと思ったり。
とりあえず19あるスミソニアン博物館群のひとつ、国立アメリカ歴史博物館へ。
ここだけでも半日くらい入り浸れるくらいのボリュームがあります。
18世紀の産業革命~帝国主義時代から、ごく最近までの事物がたくさん展示されていました。
こちらはグラハム・ベルの蓄音機や電話に関する研究を展示したスペース。当時の蝋管からグラハム・ベル本人の肉声を聞いたりもできます。結構渋い声です・・・。
こちらは時代ごとの道具を展示したスペース。
電信機と懐中時計。
リンカーンのデスマスク。今でもリンカーンはアメリカ人に大人気みたいですね。
フランクリン・ルーズベルト大統領が1930年代にラジオ演説で使っていたマイク。
セサミストリートのカウント伯爵。こういうのもあります。
1970年代からやっている番組だから、もう伝統文化の一つといえるのかもですね。
かなり最近のもの。9.11テロの一部始終を捉えていたビデオカメラ。
スペースは変わって、大型の展示物のコーナー。
英国様式を残した18世紀末の家が丸々展示されています。
独立戦争時に活躍したらしい砲艦フィラデルフィア。
船首に12ポンド砲を装備した強力な船でしたが、英軍の24ポンド砲の砲撃を受けて沈んだとのこと。
全体像はこんな感じ。
1831年にニューヨーク―フィラデルフィア間を走っていた蒸気機関車が丸ごと展示してあったりしました。
20世紀の帝国主義時代。米西戦争の展示。
米西戦争時の米アジア艦隊旗艦・装甲巡洋艦ブルックリンの模型。
太平洋戦争についてもかなりのスペースを割いて展示されていました。
B-17の製造工場の様子を展示したもの。日本のこういう展示と違って、人形の表情がものすごくにこやかで愉しそうなのが、国柄の違いというかなんというか・・・。
ベトナム戦争のヘリポーン部隊の展示。他の展示と比べると、ベトナム戦争の展示がボリューム少なめなのが、戦争ごとにアメリカ人がどういう意識を持っているのかが感じられて興味深いですね。
最後に60年代初頭のアイテムを集めたコーナー。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でタイムトラベルする過去の時代は1955年でしたが、アメリカにおけるノスタルジックの代名詞となる時代って50~60年代くらいなんですかね?