『ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語』 ヴィトルト・リプチンスキ

著者が「この千年で最高の発明」と主張する、ねじとねじ回しに関する科学史エッセイです。 ねじって何気なく使っていて、組み合わせた物体同士を留めたり分解するのに便利、くらいにしか思っていなかったんですが。構造といい用途といい […]

『土の中の子供』  中村文則

第133回芥川賞受賞作。 児童虐待物は最近散々やられている上に、創作はノンフィクションに絶対に勝てないんじゃないかという気がするので、この作品のテーマ自体が非常に不利なように思えます。あえてやるなら、よっぽど異質な視点を […]

『カポーティ短編集』 トルーマン・カポーティ/河野一郎編訳

人に『好きな小説家は?』と聞かれたら、たいていカポーティの名前を挙げます。『ティファニーで朝食を』が映画化されてて有名なので、小説をよく知らない人とでもなんとか話のネタにできたりしますし。 本当はジェイムズ・ティプトリー […]